新潟の朝です。
バスターミナル5番・6番には銀色の馬車!新潟交通バスが停車しています。右の9:15発の北葉町行きに乗れば新潟港10:30発小樽行きの新日本海フェリーに間に合います(過去の乗船記はこちら)。左側のバスで佐渡島にも行ってみたいです。
今日は越後線をコンプリートします。
新潟色の115系に乗り込みます。
甲武信ヶ岳を水源とする信濃川を渡ります。甲武信ヶ岳は分水嶺で、山頂に降った雨は信州では千曲川・信濃川として日本海に、武州では荒川/隅田川として、甲州では富士川として太平洋に注ぎます。信濃川河口の新潟港から北海道に向かう船も、荒川/隅田川河口の東京港から四国・北九州、沖縄(昨年12月までの就航)に向う船も甲武信ヶ岳の源流に押し出されて、北と南に進みます。こういったことに毎度ながらロマンを感じてしまいます。
新潟・新発田(しばた)間を結ぶ白新線の基点は当初新潟の1つお隣の白山となる予定だったので、白新線と銘々されたそうです。
115系の半自動ドア。なんとなくしまりがないですが、この手動感覚も悪くはありません。
吉田に到着。
ここからは弥彦線で終点の弥彦まで行きます。
115系2連のワンマンで、かなり年季が入っています。
前面展望は弥彦山。あの山の向こうは日本海です。
終点の弥彦に到着。8分の旅お疲れさまでした。次の電車まで約2時間待ちです。弥彦山散策の時間は十分ありそうです。
弥彦山に向かいましょう。今回は目的地がわかりやすいです。
徒歩10分ほどで弥彦神社に到着。
まずはお参りしましょう。駅には殆ど人はいませんでしたが、何故かここには大勢います。鉄道で来る人はあまりいないようです。
清清しい欅並木を通り神社を後にします。
神社のそばからロープウエイ行きのバスが出ています。
いよいよ弥彦山に登ります。
越後平野を望みます。空気が澄んだ冬場は山形と秋田の境の鳥海山まで見えることもあるそうです。
山頂駅に到着。雪が結構積もっています。でも2時間も散策時間があると思っていたら、すぐ下らないと次の弥彦線に間に合わないことがわかりました。
10分足らずの散策ですが佐渡島がばっちりです。冬場は山頂の施設もお休みなので、今日のところはこれで良しとします。
山麓駅のポスター。スカイツリーと同じ高さだそうです。
電車の時間は余裕ですが食事をする時間はないので、おでんをいただきます。比較的辛いものはOKですが、バランスの悪いつけ方をしてしまいました。
弥彦駅に帰ってきました。
ドアは手で開けます。115系のしきたりです。
吉田駅からは再び越後線で終点の柏崎まで行きます。
対向ホームのレールははずされています。吉田・柏崎間は列車本数も少なく、乗っているのは同業者ばかりです。
終点の柏崎に到着。越後線コンプリートです。
側線はたくさんありますが架線は1本だけです。往時が偲ばれます。
柏崎といえばブルボン。自宅のある南武線中野島駅にもあるのと同じ自販機でわざわざ買います。
柏崎からは今回の旅のメインイベントの1つ485系「北越」に乗ります。3月のダイヤ改正でなくなる国鉄型特急車両です。
柏崎には駅弁がないので普通のおにぎりおかずセットに地元のおにぎりをプラスします。売店のおばさんの話によると、「駅弁はないのですか?」と良く聞かれるとのこと。「このところ、北越、妙高とかいろいろとありますからねぇ」と言っていました。同業者の行動パタンは大体一緒のようです。
穏やかな日本海がきれいです。優雅にこの景色が眺められるのもこれが最後のようです。
直江津に到着。189系普通「妙高」が停車しています。
今回の旅のメインイベントの2つ目が今始まります。
(続きはこちら)