2015/7/12 日曜日
山陽本線で美祢線との乗換駅の厚狭まで来ました。
構内には保線用砂利を運搬するホキ800が留っています。数年前まで美祢線には、宇部線沿線の工場に石灰石を運ぶホキ9500や、フライアッシュ(復路は炭酸カルシウム)を運ぶタキ1100などが走っていたそうです。
美祢線キハ120で出発です。
厚狭川を望みながら単行列車は進みます。すべてロングシートですが、乗客はほどほどで体をねじっても迷惑はかかりません。
普通列車の特典の前面展望。
今日は同業者がいないので、やりやすいです。
11:01美祢に到着です。秋芳洞行きのバスまで約50分ほどあります。
11:54サンデン交通バスで秋芳洞に向かいます。
バスの待ち時間に近くのスーパーで買った魚肉ソーセージを頬張りながらバスに揺られます。あとでわかったことですが、山口県のスーパーは何処に行っても、ビニール袋が有料なのが(レジにはおいていないのが)デフォルトでした。
宇部興産の伊佐セメント工場が見えてきました。煙突はなんと、バスの進行に応じて本数が変わるお化け煙突です!
この山はそのまま露天掘り鉱山です。
Googleマップだとこの通り。(当日のキャプチャ画面ですが時刻は気にしないでください。)
もうすぐ秋芳洞に到着です。この時点で乗客は自分1人です。
秋芳洞バスセンターに到着です。
シャッターの閉まった店も結構あります。若年層に多かった昭和時代は、若者や家族連れで賑わったのでしょう。
廃棄されるまで永遠に調整されることはないでしょう。だいたい、いつもの日本の観光地の佇まいです。
いよいよ、秋芳洞に入ります。でも、そこそこ人はいます。
中は涼しくて、とてもいい気持ちです。鍾乳洞に入るのは奥多摩の日原鍾乳洞以来26年ぶりです。磐越東線攻略のついでのあぶくま洞など、鍾乳洞も今後の攻略ポイントです。
つららのように落ちてきた鍾乳石と地面に垂れた石筍とが繋がっていずれ柱になります。昔の人はよくこんな場所をさがし当てたものです。
鍾乳洞の途中でエレベータで秋吉台の展望台に上がることができます。
日本最大のカルスト台地、秋吉台が広がります。トレッキングで散策するには時間が無いのと暑いので、また過ごしやすい時期に来てみたいものです。
再び鍾乳洞へ。高さ15mの黄金柱です。まさに自然の造形美です。
1時間で秋芳洞に反対側の出口まで来ました。外に出るとやはり暑いです。
再入場ができるので、鍾乳洞を通って戻ることも出来ますが、バスでバスセンターへ戻ることにします。
バスの車窓からの秋吉台。展望台よりこちらのほうが眺めはいいかもしれません。
バスセンターからは、サンデン交通バスで美祢駅に戻ります。なお、ここにはJRバスで山口線方面からもアクセスできます。
鉱山への引込み線と平行に走ります。民家に通じる第4種踏み切りがいい味を出しています。かつて美祢線は石灰石輸送の貨物列車が頻繁に走っていたそうですが、現在は宇部興産専用道路を走る巨大トレーラーで臨海部の工場へ石灰石を輸送しているそうです。今年になって秩父の武甲山や三重の藤原岳などセメント工場関係の鉄道の散策をしていますが、日本最大の石灰石鉱脈を持つ秋吉台の貨物列車が拝めなかったのが悔やまれます。
美祢駅に戻ってきました。バスはこのまま下関に向かいます。
ここからさらに美祢線を北上して、日本海側に抜けます。
(つづきはこちら)
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