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2015年10月3日土曜日

酒田→北上:羽越本線・奥羽本線・北上線の旅・象潟の散策

2015/9/23 水曜日

酒田の朝です。ホテルの13階から日本海方面を望みます。酒田港からは飛島行きの定期便が出ています。昨日羽越本線の車窓から見た粟島以外にも、離島散策の拠点がここにもありました。

その他市内散策も含め、酒田ではまだやることがありそうですが、今日は週末パスの北限を越え、羽越本線を秋田方面に向かいます。

前面展望。鳥海山に向かって701系は邁進します。

窓を通して見る鳥海山と黄金色の稲穂。空いていれば、ロングシートの旅も悪くはありません。

日本海が見えてきました。このあたりが秋田県との県境です。

10:12象潟に到着です。

今年のGWで立ち寄った大垣の「奥の細道むすびの地記念館」の展示からインスパイアされた今回の象潟訪問。この地から、次は何処への旅がインスパイアされるでしょうか?(Inspire the next とか言っている企業とは、チャンネルがはずれて、仕方なくペンチで回していた家具調のテレビぐらいしか関係はありません。)

熊野神社です。お参りしましたが、賽銭箱が見あたらなかった(見つけられなかった?)ので今回はお支払い不能でした。

芭蕉翁の歩いた道を散策します。

蚶満寺(かんまんじ)踏切を渡ります。

「象潟や 雨に西施が ねぶの花」。蚶満寺は奥の細道最北の地です。芭蕉翁はここから敦賀までを日本海縦貫線に沿って南下して、終点の大垣に向かいます。

蚶満寺から国道7号を下り、道の駅象潟「ねむの丘」に到着。最上階には展望台があります。

展望台からの眺め。「松島は笑ふが如く、象潟は憾むが如し」、文化元年(1804年)の地震で海底隆起する前は、松島のようにたくさんの小島が浮かぶ景勝地でした。

秋田方面を望みます。もう少し水平線の向こうがクリアだと、怖いなまはげがいる男鹿半島が見えます。

比内地鶏丼を頂きます。1時間半くらいは歩いて散策したので、ちょうどいい空腹感です。

3時間の散策を終え、象潟駅に戻ってきました。そばには駅前旅館もあり、こういった所で風情に浸る旅も増やして行きたいと思います。

さあ、701系で羽越本線の終点秋田に向かって出発です。

車窓から眺めた松が生い茂る陸の島。徒歩で散策している人も見かけます。

終点の秋田に到着。お疲れさまでした。途中の由利本荘では由利高原鉄道からと見られる同業者が乗り込んできました。

ちなみに、今回の秋田への到着で、稚内・旭川・札幌・長万部・函館・青森・深浦・東能代・秋田・新発田・新潟・柏崎・富山・敦賀・米原・京都・綾部・西舞鶴・天橋立・豊岡・鳥取・宍道・備後落合・三次・広島・下関・門司・宮崎・鹿児島中央・枕崎といった経路での、狭軌線最北端・最南端の完乗です。西舞鶴・豊岡間は私鉄(北近畿タンゴ鉄道)乗車ですが、未乗の山陰本線綾部・豊岡間を乗れば、JRだけで最北端・最南端間完乗になります。ここで、無意識にインスパイアされたものは、山陰本線ジオパークめぐり、はたまた、まだ想像もできぬ彼の地か、可能性は無限大。時が過ぎなくては分かりません。(The possibilities are infiniteとか言っていた企業とは、タモリをして”青少年は興奮する”と言わしめたPCのSyntax Errorにめげずに、雑誌のゲームプログラムをひたすら入力していた青少年時代以外関係ありません。)

ここからは、奥羽本線院内行きで大曲方面に行きます。

大曲まで新幹線用の標準軌と、在来線用の狭軌が、平行する複線のような単線です。

大曲に到着。田沢湖線ホームには回送のE6系新幹線電車が止まっています。ここから新幹線は田沢湖線に入り、盛岡に向かいます。田沢湖線のローカル車両は標準軌の701系5000番台です。

美しいフォルムのE6系。まさしくあきたこまちです。

午後の日差しの中を、地元客と伴にロングシートで進みます。車窓はひたすら黄金色の稲穂がたなびく風景です。

16:05横手に到着です。乗車券はとりあえずここまでです。この先、奥羽本線を進んだ場合、院内で次の電車を50分ほど待つので、ここで降りて横手やきそばでも食べて行くというのも手ですが、散策計画を立てていないので、16:29発の北上線北上行きで気動車に揺られることにしました。

北上線キハ100で出発です。4両編成の後ろ2両は回送で、前2両にしか乗車できません。

車両のステッカーは何故か大船渡線です。前2両の座席はほぼ埋まりました。乗客のほとんどは大きな荷物を持っており、終点の北上まで行くようです。

ほっとゆだで列車交換のため、4分ほど停車時間があるので外に出てみました。

程なくして、交換のキハ100が入線です。列車に戻りましょう。

もうすぐ日没です。夕空を映す錦秋湖がとても綺麗です。

終点の北上に到着。北上線をコンプリートしました。後ろ2両が貫通して、4両すべて乗車できるようになりました。折り返しの列車には、新幹線からの乗客が多いのでしょう。横手から東京・仙台方面のアクセスに北上線が結構使われていることが分かりました。

北上線の大半の客はすぐ出る新幹線に乗り換えます。

ここで改札を出て小休止。新幹線に急ぐ人とは別の道を行きます。(Think differentな企業とは、林檎マークが出た後フリーズしてまったく使えなくなったタブレット端末以外関係ありません。)

連休最終日だけあって大宮まで指定は取れません。想定通りの結果ですが、ここで、週末パスの北限のくりこま高原までの乗車券と、くりこま高原・大宮間の自由席特急券を購入しました。

仙台以北なら自由席は余裕で座れます。北上では3列ABC席とも比較的空いていましたが、隣が長く開いている確立が高いC席に座りました。新青森から3時間立席で帰った8月のお盆休みのようなことはありません。

羽越本線・奥羽本線・北上線の旅はこれで終わりです。
5連休の最後の2日は寝て過ごすことはありませんでした。






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