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2017年5月17日水曜日

姫路→出雲市:姫新線・伯備線・山陰への旅

2017/5/1 月曜日

姫路の朝です。今日は1日乗り鉄です。▼

姫路は播但線と姫新線の始発駅です。同じホームの前方と後方で2つの路線をシェアしています。

播但線のホームには103系が停車しています。首都圏から103系がいなくなってからどのくらい経つでしょう?昨日の和田岬線もそうですが”ザ・国電”のこの車両が見られるのも西日本ならではです。▼

これから乗る姫新線キハ127です。播但線の103系と打って変ってこちらはJR西日本の新鋭車両です。

もうすぐ播磨新宮。姫路から播磨灘に注ぐ揖保川(いぼがわ)を渡ります。▼

播磨新宮で両運転台のキハ122に乗り換えます。久々の単行列車です。▼

播磨徳久駅。荒れ果てた対向ホーム。だんだんと秘境路線になってきます。▼

佐用に到着。ここで単行のキハ120に乗り換えです。▼

向かいのホームには智頭急行のスーパーはくとHOT7000が停車しています。因美線と山陽本線を短絡して、鳥取・京都間を結びます。新潟の直江津・越後湯沢間を結ぶ北越急行のような路線です。▼

12:02津山に到着です。ここから津山線で岡山、因美線で鳥取に行くことができます。▼

駅前には年代ものバスが止まっています。方向幕がいい感じです。▼

駅から少し歩いたところにある津山まなびの鉄道館。かつての扇形機関車庫を利用しているそうです。今日はゆっくり見学できる時間は無いので、外からちらりとだけ見て駅にもどります。▼

12:46再びキハ120単行で姫新線を進みます。▼

津山から終点の新見までは1日6本しかありません。姫新線の秘境区間です。▼

ひたすら鉄橋を渡り、トンネルを抜けます。▼

14:26終点の新見に到着。姫新線コンプリート。お疲れさまでした。▼

ここから伯備線で山陰方面に行こうと思いますが次の普通列車まで2時間あります。▼

高梁川(たかはしがわ)の橋の袂にある大阪屋さんで孤独のグルメ。そば定食を頂きます。この辺りは他にも備中そばのお店が軒を連ねていました。▼

河床の甌穴群。高校の地理の教科書で見たことはありましたが、実際に見るのは初めてです。▼

実際よく抉れています。▼

いろいろと紆余曲折しながら新見の古い町並みへと来ました。江戸時代に造られたという建物が並びます。(紆余曲折しなければ駅から徒歩10分です。)▼

町並み散策も始めると2時間の滞在時間では少し足りないようです。また来ることにしましょう。▼

新見駅に戻ってきました。▼

ここからは16:24発伯備線115系西出雲行きです。2両編成前側は中間車両モハ114に無理やり運転台をつけた改造車クモハ114。こんな115系は見たことがありません。▼

クロスシートでのんびり伯備線を進みます。▼

布原の次の備中神代は芸備線との分岐点です。布原に止まるのは芸備線に行く列車だけで、伯備線の列車にとっては信号所扱いとなりこの駅で乗降はできません。ちなみに芸備線備中神代-備後落合間も1日3本のさらなる秘境。この区間も乗り残しているので、やはりまたこの地域には来なくてはなりません。▼

サンライズ出雲285系の通過待ち。東京から寝ながら西日本に行ける手段は、定期の交通機関ではこの列車(岡山で分離されるサンライズ瀬戸と併せて)以外ではオーシャン東九フェリーだけです。▼

ところどころにある信号所で列車交換をしながらゆっくりと日本海側を目指します。▼

大山が見えてきました。伯耆大山からは山陰本線です。▼

米子を過ぎ中海を望みながら夕陽に向かって山陰本線を進みます。▼

松江を過ぎた後は、日没後の茜色に染まる宍道湖。とにかく綺麗です。この景色にしばらく見とれていました。▼


私が写真を撮っていたら向かいの席にいた中国人の母娘の2人もスマホで車窓からの景色を撮り出しました。シャイな感じのお母さんは目が合うと「どうしよう中国語しか喋れない」という感じでしたが、とりあえず先ずはこちらからスマイル。やや緊張しながらもニコッとしてくれました。言葉のないコミュニケーションの成立です。(本当のことを言うとこちらも「何語で喋ればいいのかな」と少し戸惑っていました。)


19:37今日の宿泊地の出雲市に到着です。

「ここまでどの面下げてきたんでぃ」と後側の通常顔。▼

「ヘイ。この面です。」と前側の改造車。▼

改札を出たところで、先ほどの中国人のお母さんが駅舎の写真を撮っていたので、ここで再びスマイルをして別れました。駅前の蕎麦屋で割り子そば定食を頂いて、今日1日の締めとします。▼

明日も単行列車の旅が続きます。

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