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2018年8月1日水曜日

秋田→福島:夏の東北山岳地帯縦走・奥羽本線普通列車の旅

2016/7/16 月曜日

秋田の朝です。▼

当初は4年前の冬に行った男鹿半島入道崎に行こうかと思いましたが、最終の新幹線ギリギリになるので今日は10:16発701系電車で奥羽本線を南進します。寝台特急「あけぼの」がまだあれば明朝エクストリーム出勤できたかもしれません。▼

奥羽本線の秋田・大曲間は標準軌と狭軌それぞれ単線区間です。▼

標準軌を走る秋田新幹線「こまち」とのすれ違い。前面展望ですが前述の理由から右側を走っています。▼

この青々とした田んぼも秋には黄金色に実ります。まさに「秋田」です。 ▼

11:11大曲に到着。▼

ここで田沢湖線と分離。田沢湖線は盛岡まで新幹線車両を通すため、普通列車も標準軌の車両です。▼

11:32横手に到着。ここで途中下車します。列車はこのまま終点の新庄まで向かいます。▼

駅前には閉鎖されたデパートかスーパーだったと思しき建物があります。最近はどこの地方都市でも駅前はこのような風景。本当に寂しい限りです。▼

 ちょうど昼時なので、横手焼きそばを頂きます。▼

玉子は秋田産の比内地鶏だそうです。▼

腹ごしらえもできたので、13:11発新庄行きで奥羽本線を南下します。▼

院内で列車交換のため停車。3年前は秋田からの列車はここ止まりでしたが、近年新庄まで直通のダイヤとなったようです。▼
 

この駅を越えると山形県になります。▼

県境部分は立派な複線となっています。奥羽本線もかつてはかなりの列車の往来があったのでしょう。▼

山形県に入ってもひたすら山間部を進みます。今日は「海の日」なのに1ヶ月先の「山の日」になってしまいました。▼

14:48新庄に到着。▼

奥羽本線の狭軌区間はここまでです。▼

奥羽本線はここから新幹線車両を通すため標準軌になります。 1番線が山形新幹線の乗り場になります。▼

ちょうど15:01発仙台行き「リゾートみのり」が入線しました。陸羽東線で小牛田に抜け、東北本線で仙台に至ります。こんなに改造されていてもキハ48気動車なのです。▼

さて、次の列車までは1時間以上あるので、新庄を散策しましょう。駅から20分ほど歩きましたが、やはり東北でも歩けば汗だくです。▼

ここで「おくの細道」に入ります(ここまで来るのも分かりにくいですが、この細道も「もしかしてコレ?」と思いながら進みました。)▼

「水の奥 氷室尋ぬる 柳かな」。「おくの細道」を抜けるとそこは芭蕉翁も飲んだとされる「柳の清水」です。▼

昭和初期までは本当の湧き水だったそうです。現在はそれを再現したものですが、実際に触ると冷たい水でした。今日の暑い日にぴったりの句です。▼

往復1時間の散策を終え、新庄駅に戻って来ました。▼
  

3・4番線には最上川に沿って走る16:13発陸羽西線酒田行きキハ110系気動車と奥羽本線701系電車がそれぞれ見えます。▼

5番線には16:12発陸羽東線鳴子温泉行きキハ110系気動車です。▼

2番線の標準軌ホームに折り返し16:14発山形行き奥羽本線701系電車が入線です。▼
 

701系電車の車窓。長閑かな普通列車の旅。▼

山形からは米沢行き719系電車です。▼

夕空に映える山影。▼

18:25米沢に到着。いつもただの通過点で、まだこの駅からの散策はありません。▼

米沢からは18:42発福島行き普通列車です。多くの乗客で賑わう山形新幹線「つばさ」をしり目に2両編成の前1両を貸し切り状態。この区間の普通列車は1日6本しか設定されていません。▼

米沢駅で買った駅弁「牛肉どまんなか」。貸し切りの車内で贅沢に行きます。まだほっかほかです。▼

19:28福島に到着。秋田から普通列車だけで奥羽本線を南下しました。▼

今日の入荷分は全て完売とのこと。米沢で駅弁を買って正解でした。▼

あとは新幹線の“普通列車”「やまびこ」でのんびり帰ります。▼

2日間に渡る東北避暑の鉄道の旅はこれで終わりです。

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