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2015年5月10日日曜日

志布志→都城:都井岬散策・日南線の旅

2015/05/01 金曜日

臨時(?)フォワードサロンからの眺め。海は荒れていないですが雨が降っています。

本来は2等室ですが、さんふらわきりしまのフォワードサロンとして使われています。

あと1時間で志布志に到着です。現在都井岬沖を航行中です。

海上から見た都井岬。何とかしてあそこまで行ってみたいです。

午前9時。志布志に上陸です。乗船客は事前予約で鹿児島市街までの直通バス「さんふらわあライナー」が無料で利用できます。たいがいの徒歩乗船客はそちらに乗るので、ターミナルではすぐに一人ぼっちです。

2年前はここから路線バスで2時間かけて鹿屋を経て垂水までいきました(そのときの垂水・鹿児島フェリーの旅はこちら)。

今回は日南線に乗るため、さんふらわあきりしまを後にして志布志駅まで歩きます。

徒歩20分ほどでキハ52が見えてきました。駅はこの道のすぐ先です。列車の出発時刻までまだ1時間以上あります。ここで時間を潰しましょう。

キハ52の前にはC58が展示されています。付近をうろうろしていると、元国鉄の機関士の保存会の方が運転室を見ていかないかと鍵を開けて下さいました(通常は志布志駅の観光案内所で見学を申し込むとのことです。)。

ボイラーの圧力は16kg/c㎡を保つ必要があるとのことで、運転はボイラー管理の資格も必要のことです。志布志は日南線以外に都城へ抜ける志布志線と、国分に抜ける大隅線への分岐点で、昭和50年ごろまで交通の要だったとのことです。昭和50年以降はSLも廃止され、港からのトラック輸送が増え鉄道は衰退していったということでした。SL廃止後は気動車の運転もなされたということで、エンジン2基搭載のキハ52の話も含め、なんだかんだで1時間もお話を伺いました(こういうプロの生のお話を聞くのはとても楽しいです。)。

志布志で時間を潰すために、まず駅の観光案内所に立ち寄ろうと思いましたが、その手間が省けました。

いつものスタイルでキハ40に揺られます。

志布志駅のそばのスーパーで買った昼食を頂きます(神奈川の半額以下です。)。

車窓から志布志港を望みます。乗ってきたさんふらわあきりしまも見えます。

串間に到着。今日はここから攻めます。

13:05発のコミュニティバスで予告どおり都井岬を目指します。

途中で寝てしまいましたが、目が覚めると海が見えます。

40分ほどで、都井岬に到着。料金はたった200円でした。ここまで来た乗客はたった一人。帰りのバスまでは2時間45分もあります。

灯台が見えますが、あそこまではどうやって行くのでしょう?山を1つ越えていくような感じです。室戸岬のときより距離がありそうです。

とりあえずビジターセンターに寄ります(入場料は310円)。灯台まで歩いて行きたいと言ったら、上り道で車でないと行くのは大変とのこと。徒歩なら御崎神社がお勧めと言われましが、しばらくビジターセンターの展示を見ていたら、センターの車でガイドしていただけるということで、灯台までいけることになりました。

今朝さんふらわあきりしまから見た都井岬灯台です。

入場料200円を払って灯台に登りました(灯台はどこでも200円ですね。)。エメラルドグリーンの海がとてもきれいです。

御崎神社です。ちょうど神主さんがいて、「皆さんに心の中にいる神様にお祈りをする。」と、心洗われるお話をいただきました。

太平洋の荒波。岩の上では海釣りをしている人がいます。このあとは、ソテツの自生地などを案内していただき、その他雑談も含めて約1時間の都井岬散策が完了しました(同年代の方なので話がしやすかったです。)。一人でバスでこられる方もたまにいて、少人数であればセンターの方にガイドしていただけるそうです。

都井岬は日本で唯一野生の馬が生活している場所で、アメリカのイエローストーン国立公園のように、道路も人間より馬が優先です。また途中、体長30cmはある巨大ミミズに遭遇しました。ビジターセンタの方によると、毒液を出して下手をすると失明することがあるということ。関東地方では見られない生き物を見ることができました。

時刻は16:30。よかバスで串間駅に戻ります。乗客は1人です。

時刻は午後5時過ぎ。串間駅に戻ってきました。船を下りてから今日は色々なお話が聞けましたが、JR線の運賃以外では1,000円使っていません。食事代も地元のスーパーなどで買ったものなのでこれも1,000円以下で、とてもコストパフォーマンスの高い散策でした。

単行のキハ40がやってきます。

いい塩梅です。単行列車の枕木に揺られましょう。

夕暮れ時の日南海岸を列車は進みます。まさに至福のときです。キハ40は年期が入っていますが、軌道は指宿枕崎線よりかなりましです(指宿枕崎線の縦揺れは今まで乗ったJR線で最強でした。走行中にトイレに行ってみたのですが、出るものも出なさそうなので、駅で停車するのを待って用を足しました。→2年前の指宿枕崎線の乗車記はこちら)。

油津に到着。下り列車は3両編成で、高校生達で大賑わいです。

終点の南宮崎に到着です。

ここからは鹿児島中央行き817系で日豊本線を下ります。日南線と違い通勤客でとても混んでいます。

都城に到着。今夜はここに泊まります。

明日は1日乗り鉄です。
(続きはこちら


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