釧路の朝です。今日は釧網本線に乗ります。▼
8:57発快速しれとこ網走行き。キハ54の単行で知床斜里に向かいます。釧網本線も本数が減り、次の網走まで行ける列車は5時間後。その間にある列車もすべてノロッコ号塘路止まり。4年前のように途中下車して散策するのが困難となりました。▼
地元の中学生のキャンプのようです。単行列車は大入り満員。2時間このままデッキにいる羽目になることに。▼
知床斜里に到着。当初は釧路からバスで標津方面に行き散策した後知床方面に向かうことも考えましたが、バスもダイヤの都合限界があり、今回は知床散策に専念することにしました。公共交通機関だけで道東を周るのは至難の業ですが、チャレンジし甲斐がありそうです。▼
ここからウトロまで40分かけて行きます。バスは外国人観光客ばかりです。▼
海が見えてきました。背後からワオ!という叫び声が聞こえてきました。▼
ウトロに到着。まず荷物を預けに今日泊まる「お宿来羅玖(きらく)」まで。▼
もうチェックインできてしまいました。さて、これからどうするかここで作戦を練りますが、すでにお気楽モード。観光を忘れそうです。▼
宿の窓からは道の駅うとろ・シリエトクとその向こうに港が見えます。「シリエトク」って何のことかと思いましたが、何てことない「シレトク」→「しれとこ」のことですね。▼
道の駅うとろ・シリエトクで昼食。鮭の切り身がやわらかいです。▼
昼食が済んだら今日のメインイベント知床観光船で知床岬に向かいます。でも、どちらの船に乗るのでしょう?▼
後ろの「おーろら」で往復4時間の乗船です。もう一方の「おーろら2」は途中の硫黄山までで戻ってくる1時間半のコースです。▼
大きな洞窟を見ながら進みます。船内は冷房が効いてて涼しいです。▼
知床の空に映えるファンネル。▼
カムイワッカの滝。知床岬まで1/3の行程。地上で道路があるのはこの辺りまでです。▼
海岸には所々に漁師さんが使う番屋が見えます。▼
乗船から2時間。知床岬が見えてきました。雲が無ければ国後島が見えるそうです。▼
知床岬に到着。船内のアナウンスによるとヒグマが見えるとのことでしたが見つけることはできませんでした。▼
ヒグマは見つけられませんでしたが人は見つかりました。知床岬には動力船で上陸することは禁止されていて、地上から達するには道なき道を数日かけて進むしかないとのことです。この写真はなんとなくほのぼのと見えるのですが、皆、熊に遭遇しながら岩をも登る冒険野郎たちです。▼
知床岬を拝んだらここでUターンです。▼
前方には僚船の「おーろら2」。「おーろら」・「おーろら2」ともども砕氷船なので、流氷を掻き分けながらの航行もできます。また冬場にも来てみたいです。(砕氷船として航行するのは網走近海だそうです:「網走流氷観光砕氷船おーろら」参照)。▼
知床の山々をバックにサンセットクルージングです。▼
ウロコ雲の広がる夕空。もう秋の気配が感じられます。▼
ウトロ港に入港。オロンコ岩に止まったたくさんのカモメの鳴き声が響きわたります。▼
港から見るオホーツクに沈む夕陽。ジャストタイミングです。▼
午後6時半。宿に戻ってきました。さて、夕食です。▼
これで一人前。豪華な料理です。▼
鹿肉も出てきました。これを食べるのは初めて。やや硬い牛肉のよう。▼
冷房のない部屋で寛ぎます。▼
開け放しの窓の外からは、夜半になってもカモメの鳴き声が聞こえてきます。
明日は知床半島の地上散策です。
こんばんは
返信削除旅行記を読ませていただいていたら、とっても知床に行きたくなってきました。
ずっと前に出かけた時は強風のため観光船は欠航になってしまいました。数年前に外国客船で知床半島を周遊しましたが、こんなに近寄れるわけもなく遠〜くから眺めただけでした。やはり、リベンジしなければなりません。
砕氷船になって流氷も見ることができるのですか。それもいいですね。
ずっと「寒い時期に北海道に行くなんて考えられない」と思っていましたが、そういう頑なな考えは改めねばなりませぬ。
宿もなかなか良さそうですね。
こんばんは
削除知床はずっと行ってみたいと思っていて、やっと念願が叶いました。宿も僻地にいくほど民宿のようなものが増えてきて、最近このような所に泊まるのが多くなってきました。焼尻島の「磯乃屋」さんもそうでしたが、ここで泊まった「お宿来羅玖」さんも、チェックイン時に名前を言うだけで部屋の鍵をもらえ、あとはごゆっくりというようなお気楽さでした。
私もいきなり寒い時期に知床というのは考えられませんでしたが、今回の旅で今度は冬場にチャレンジする気になりました。
ちなみに砕氷船として航行するのは知床ではなく網走近海だそうです。
削除「網走流氷観光砕氷船おーろら」
https://www.ms-aurora.com/abashiri/