2016/10/9 日曜日
3連休2日目。3連休を使ってシルバーフェリー深夜便で八戸から苫小牧入りして、北海道の早い紅葉を楽しんだ後、日曜日だけある小樽夕方発の新日本海フェリーで新潟へ戻ってくるという船中2泊の旅を考えていましたが、先週の仕事がややハードで疲れてしまい、結局船の予約さえ取りませんでした。すっかり諦めていた連休ですが、昨夜突如片雲の風に誘われてまた旅に出たくなりました。▼
大宮からは東北新幹線。今日はこまち部分に乗ります。乗車券は週末パスです。前日までに買う関東甲信越と南東北のフリー切符。昨夜9時過ぎに券売機で買いました。▼
「♪広瀬川~流れる岸辺~」ホームの発車メロディは青葉城恋歌。でも秋田には行きません。▼
意味も無く駅の外にでます。30年ぶりに反対側の東口にも出てみましたが、閑散としていた当時と違い随分と建物も増えました。▼
12:11発仙山線山形行きE721系の車内。余計なことをしていたので危うく乗り遅れるところでしたが、他線の遅れのため定刻より3分くらい遅れての発車だったので間に合いました。▼
陸前白沢での列車交換。▼
広瀬川とともに登っていきます。▼
面白山を越えて山形県に入ります。▼
山寺に到着。▼
駅を出ると、直ぐに見えるのが山寺立石寺です。▼
一段一段登るごとに煩悩が消えていくそうです。▼
「あっ水戸黄門だ!」、小学生達にはそう見えるようですが、江戸時代の天才旅ブロガー松尾芭蕉翁の登場です。▼
「閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声」。木立の中を登ります。やはり夏に来るべきですね。▼
蝉の音が聞こえるとしたら芭蕉翁の句の通りの情景。「おくの細道」はまさに俳句が写真で、本文が記事の旅ブログですね。▼
仁王門。邪心を持つものは登ってはいけないと、門の中の仁王像に睨まれます。▼
「♪うす紅の秋桜が秋の日の~何気ない陽溜りに揺れている~」もうそんな季節です。▼
ほんの一部紅葉しています。▼
約1000段の石段を登ってきました。お疲れさまでした。ここが雪に覆われると思うと、冬にも来て見たくなります。▼
下山します。自分の足で山を登ったのは久しぶりです。▼
玉こんにゃくを頂きます。悪くはないですがどうでしょう?埼玉で育ったせいか、こんにゃくを見て、秩父のみそおでんが急に食べたくなってきました。▼
このあとは、なめこそばをいただきます。▼
山寺駅に戻ってきました。先週まで関東は暑かったので、半袖のまま旅に出そうでしたが、長袖で来てよかったです。▼
羽前千歳からは奥羽本線に合流。とりあえず仙山線をコンプリートです。▼
山形からは奥羽本線上りです。山寺で仙山線が7分遅れでの発車したので、乗り換え後すぐに発車です。▼
このあたりもやがて雪に覆われるでしょう。▼
米沢に到着。▼
719系5000番台。山形新幹線が通る福島・新庄間は在来線ながら標準軌です。▼
上杉謙信の城下町。いつも通り過ぎるだけですが、いつかは散策しましょう。▼
18:32米坂線快速べにばなで出発です。▼
キハ110に乗り込みます。この旅初めての気動車です。▼
いつものスタイルですが、靴下の色だけいつもと違います。▼
米沢駅で買った「牛肉どまんなか」を頂きます。米沢牛の駅弁です。▼
約2時間キハに揺られ坂町に到着。▼
この町は2回目。前回はものすごい雪でした。▼
今夜は日本料理「松屋」に泊まります。▼
昨夜ネットで予約。この近辺ではここしか予約が取れませんでしたが、こういう所に泊まりたかったので全然問題無し。メールを見忘れていたといってご主人が慌てて部屋の準備といった、小さなトラブルもありましたが¥500値引きして頂き料金は¥6,500に。宿泊客は自分の他には自分と同じ神奈川から来た1組の母娘の親子だそうです。▼
今夜は10畳に一人で泊まります。明日は船に乗り離島に行きます。欠航にならないかとか、港まで間違えなく行けるかとか、遠足の前の日の子供のように心配しながら床に着きます。
実は最近、山寺に行ってみたいと思っておりまして、大変参考になりました。いつ行くかは定かではありませんが。
返信削除米沢も、遠〜い昔に訪れたことがあり、ちょっと思い出深い町です。この春に村上までの車中で米沢の地名を聞き、とても懐かしく思っていたところです。
日本料理「松屋」さん。私が村上で泊まった「石田屋」さんと雰囲気が似ています。あのあたりは、こういうお店が多いのでしょうかね。
山寺は少し登るのが大変でしたが、大変だった分その景色も最高でした。もう少し遅ければ紅葉の季節で、春夏秋冬、他の季節にも行ってみたいです。
削除次の日の朝食中に宿の4代目のご主人とお話するのですが、この手の旅館はもっとあったとのことで、かつては映画館も併設され、冠婚葬祭なんでも対応していたそうです。
村上の「石田屋」さんの記事も読ませて頂きました。室内は大体同じ感じで、戦前の民家の雰囲気が出ていました。村上は昨年散策しましたが、今度は是非泊まって見たいです。