時刻は午前9時。波はかなりうねっていて深夜明け方から揺れが激しくなりました。台風が迫っているのを実感できます。
この程度の揺れでは基本的に船酔いはしないのですが、昨日の12時間の普通列車の旅が応えているのか、気のせいかも知れませんが少し気分が悪いです。もしものために持ち歩いている酔い止めを飲んでから欲張り過ぎない朝食を取ります。ちなみに酔い止めを飲んだのは生まれて初めてです。
ラウンジで思い思いのことをしているか、ベッドで寝ているかの何もしない時間を満喫できます。
午後1時過ぎ秋田県から青森県に入りました。海岸線は五能線の絶景領域です。
深浦付近。地図から艫作崎(へなしざき)灯台と思われます。1月に弘前方面から五能線の普通列車に乗り深浦で昼時に1時間半ほど待ち時間がありましたが、反対方向の東能代方面から来る普通列車は深浦で昼時に約4時間待ちとなるので、この待ち時間を使った現場検証の旅も今度企画しましょう。
船酔いはしていないようですが、欲張り過ぎない昼食をいただきます。敦賀は今暴風域だそうです。共用スペースのテレビで敦賀市内の様子を放送していました。台風はこれから来た航路を半日遅れで北上します。
ただいま津軽海峡を通過中です。
天気が悪く右舷の本州も左舷の北海道も見えません。天気がよければ最高の夕暮れ時を過ごしたかも知れません。この航路再チャレンジしたいです。
船酔いはしていないようですが、欲張り過ぎない夕食をいただきます。肉じゃがに冷奴。今日は本当に孤独のグルメなメニューです。
午後7時日没を過ぎました。海は多少荒れていますがずっと眺めていても飽きません。
午後8時過ぎ苫小牧に入港です。港の明かりが見えます。
防波堤を過ぎた港内ではタグボートが並走しています。
20:30定刻通り苫小牧東港に到着です。新日本海フェリーは他社のフェリーの苫小牧港ではありません。
ここから道南バスで苫小牧駅に向かいます。
すぐに日高本線の踏切を渡ります。最寄り駅の浜厚真はフェリーターミナルから歩いていける距離ですが、この時間苫小牧方面の終電はとっくに終わっています。
40分の乗車を経て苫小牧に到着です。雨の中お疲れ様でした。行き先表示は道南バスとだけ書かれていました。
途中室蘭本線と千歳線の分岐点の沼ノ端も停車しましたが、雨の中無人駅で待つのもと思い苫小牧まで来ました(この時間だと苫小牧も大して変わりませんが...)。
東室蘭方面から来た札幌行きキハ143形単行です。室蘭本線は2年前に来たときは711系電車でしたが、電化区間にも関わらず気道車化されてしまいました。
フェリーで買ったおやつとともにいつものスタイルで揺られます。途中の北広島での停車時間ではワンマンなのに何故か乗っている車掌さんとお話しました。実家が千葉県という車掌さんと関東から来たということで話が弾みました。車掌さんは札幌まで先行する列車に乗り換えずにこれで行こうとしているので興味があったようです。
午後11時過ぎ札幌に到着。お疲れ様でした。
札幌は今夜半まで風雨に見舞われるそうです。台風に追いかけられた一日はこれで終わります。
明日からは、ここ札幌を起点とした道内の旅が始まります。天気がよくなることを祈りつつ床に就きます。(続きはこちら)
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