2014/08/12 火曜日
朝の留萌で駅です。駅舎内にはラジオ局FMもえるがあります。聞いてみたかったですが、あいにくラジオは持ち合わせていませんでした。「萌え」で町おこしのようですが、どこに萌え要素があるのかはよくわかりません。
増毛方面の踏切から望む留萌駅。単行のキハ54がずっと停車したままです。
反対の増毛方面は昨日渡った留萌港の鉄橋があります。隣の鉄橋はもう使われていません。かつて留萌本線は羽幌線などいろいろな路線と繋がっていたようですが、いまはその面影を残すのみです。
沿岸バスの駅前待合室です。ここで各種切符などが買えます。
沿岸バスは留萌から宗谷本線の幌延を日本海にそって進む旧羽幌線の代替の役目をします。
10:10富豊行きのバスで出発です。幌延を経たのち稚内の手前のサロベツ原野まで行きます。
今日のきっぷは「萌えっ子フリーきっぷ」。2年前幌延駅で案内を見つけて驚いた代物です(詳しくはこちら)。自分はいわゆるそういうアレではないという自意識が働いて、どう言って買おうかと思いましたが、「萌えっ子」は省略して、普通に「フリーきっぷ1日券」といったら窓口の年配のおじさんが普通に売ってくれました。デザインはAとBがあるのですが、なにも言わなくとも自分が欲しいAを売ってくれたので手間が省けました。留萌まで来てこれを買わずに帰れないのですが、とりあえずこの旅最大の難関突破です。と思っていたらサロベツ原野にトレッキングに行く風体の「萌え」とは関係なさそうな年配のおじさんも普通に買っていました。現地ではただ女の子の絵が描かれただけの普通の切符に過ぎないようです。
台風の後の国道232号日本海オロロンライン。高い波と青い空。まさに絶景領域です。
ただ、台風で土砂がまぎれた河川からの水で波が汚れているところがあるのが少し残念です。ただ、こんな景色もたまにしか見れないのでこれはこれで良しとしましょう。
約1時間半ほどで羽幌にある留萌バス本社ターミナルに到着です。「萌えっ子フリーきっぷ」を企画する”いわゆるそういうアレな人”がここに本当にいるのでしょうか?窓口から中をのぞく限り普通の地方のバス会社の事務所ですし、この社屋から会社のWebページ(沿岸バスHP)はまったく想像できません。
天売島・焼尻島に行くフェリーは14:00の便が天候調査中だったのですが結局欠航となりました。14:00の便でも船を往復するだけなら帰ってこられるので残念です。本来の計画は留萌を1時間早く出て11:40の便で離島散策をもくろんでいましたが、朝の時点でこの便まではすでに欠航だったので1時間留萌駅周辺散策の時間に当てました。ともあれまたここに来る理由ができました。
フェリーに乗れなくなり時間を持て余したので本社ターミナルの1つ手前の羽幌バスターミナルまで来ました。このターミナルにはバスの車庫があります。
本社ターミナルから出る羽幌港行きの連絡バスです。職員の方が通り過ぎるや否や「私はいわゆるそういうアレではなく、ただ珍しかっただけです。」オーラを出しながら写真を撮っている自分がいました。天候が悪くなければこれに乗ってフェリーターミナルまで行く予定だったようですが、運転している人(たぶん年配のおじさん)は恥ずかしくないのでしょうか?秋葉原で安らぎを感じるのは電子パーツ屋であって決してこの類のものではないという自分にとってこれに乗る勇気があったか疑問です。(でも、あの切符を買って運転手さんに提示できているのでたぶん乗れたでしょう。)
「観音崎らいな号」は出ないので、仕方なく羽幌港まで20分ほどかけて歩いてみました。防波堤に押し寄せる高波です。これでは欠航も仕方がありません。
羽幌フェリーターミナルです。
14:00発だった「おろろん2」です。(写真は安全ロープ内の十分安全なところから撮りました。)
当初の計画で乗ろうとしていた11:40発「さんらいなぁ2」もしっかりと繋留されています。(写真は安全柵の出入り口の内側の十分安全なところから撮りました。)
羽幌沿海フェリー乗船未遂ということで「おろろん2」を後にします。再チャレンジの必要ありです。
羽幌港をあとにしてしばらく歩くと、「おろろん2」・「さんらいなぁ2」の船体に書かれたお日様が笑ってお出迎えです。
砂まじりの羽幌サンセットビーチです。今日はどこに行っても「さっきまで俺一人」です。とにかく風が強く、ズボンのポケットにも砂が入ってきます。
「今何時?そうねだいたいね。今何時?ビーフ味」(これがわかる人は40代後半以上です。)ということで、時刻は14:50そろそろ留萌方面に戻りましょう。あと40分ほどここ羽幌バスターミナルでバスを待ちます。
今度はこんなバスが止まっています。フェリーターミナルへの団体さん用でしょうか?
さあ留萌に向かって出発です。
午後の日差しに照らされた荒波が続く日本海オロロンライン。
こんなバス停で待っていられるでしょうか?
花田番屋前です。羽幌フェリーターミナルの観光案内所で島にいけなくなった代わりに行くところがないか聞いたら教えていただいた所です。
重要文化財「旧花田家番屋」。明治時代200人もの漁業関係者を擁したニシン御殿です。(一言断れば写真撮影は可能です。)
相変わらず高い波が押し寄せます。このままずっと海を見ていても時間がつぶせます。
40分の散策を終えタイムリーに次のバスが来ました。「萌えっ子フリーきっぷ」途中下車の旅もラストスパートです。
夕陽に照らされる留萌駅に到着です。
遠くにキハ54のライトが見えてきました。
日本一の夕陽のまち留萌ともお別れです。
午後7時過ぎ終点の深川に到着。
普通列車に乗るには深川で約3時間ほど待たなければならないので、ここは特急列車に乗ってしまいます。いいかげんこの時間に列車到着の22:00まで散策できません。
特急スーパーカムイの終点旭川に到着です。この列車が8分遅れていたので留萌からの普通列車と接続して予定より早くついてしまいました。
時刻はまだ8時前。本来だったら次のスーパーカムイまで深川で待たねばなりませんでした。
時間に余裕ができたので今夜はまだまだ続く長距離普通列車・路線バスの旅に備えゆっくり休みます。(続きはこちら)
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