2015年1月19日月曜日

中村→高知:足摺岬散策・中村線・土讃線の旅

2015/1/1 木曜日

元日の中村の朝です。自分にとってこの冬初めての雪です。

10:14発高知西南バスで足摺岬まで行きます。乗客は3名ほどしかいません。

四万十川の河口を過ぎると、バスは山間部を走ります。

山間部に入るとあれだけ降っていた雪は見事に消えてなくなりました。

土佐清水市街。中村から約1時間。行きなり町が現れました。

清水港にある唐船島の隆起海岸です。昭和21年の南海地震で隆起したあとが見えます。

市街地から足摺岬までは狭路なため、単線の列車のように交換待ちがあります。

雪が殴りつける海岸線を進みます。もうすぐ岬です。

中村から1時間40ほどで足摺岬センターに到着。

今日は元日の金剛福寺参拝の交通規制により、終点の足摺岬にはシャトルバスで向かいます。

正午過ぎ四国最南端足摺岬に到着です。

足摺岬灯台。昨年11月にマルエーフェリー飛龍21の船上から見て以来です(詳しくはこちら)。

灯台のそばまで来ました。紀伊半島の潮岬以来海上・陸上双方からのアプローチが日課となりました。

階段を降り続けます。灯台からはアップダウンの道が続きました。普段運動不足なため、帰りはこれを登るのかと思うと気が滅入って来ます。

海岸が見えてきました。

白山洞門に到着です。

あたりには誰もいません。

バス停そばのレストハウスまで戻ってきました。うどん定食¥950を頂きます。白山洞門までの往復はちょうど腹ごなしのいい運動になりました。

なんだかんだで2時間も滞在しました。地元では大河ドラマ化が期待されているジョン万次郎さんともお別れです。

シャトルバスで足摺岬センターに戻ります。

足摺岬センターに停車中の中村駅行きのバス。

発車時刻の14:43まで30分ほどストーブの効いた待合室で過ごします。高知南西バスのカレンダーが無料配布されていましたが、帰りの荷物が嵩張るので貰うのはやめました。

土佐の荒波が打ち寄せる海岸線を進みます。

土佐清水市外を抜けると再び雪が降ってきました。

16:25中村駅に到着しました。

土佐くろしお鉄道中村線の終点窪川を経て土讃線方面に向かいます。

車内のイルミネーション。外は白い雪です。

単行気動車からの風景。

トンネルに入りました。

夕暮れる海岸線を流れるように単行列車は進みます。

終点の窪川に到着です。ここからは土讃線で高知方面、予土線(正確には川奥信号所から)で宇和島方面に行けます。

予土線ホームにはエンジン音のする日本一遅い新幹線が停車しています。キハ32を改造したもので、先頭車だけの単行なのでとてもシュールです。その手があったかと思いましたが、乗車は将来の予土線散策までとっておきます(そのときまでこの車両があればですが...)。

昼間なら普通列車もいいですが、もう遅いし寒いので、この旅初めての特急列車あしずりに乗ってしまいます。

23年振りの高知に到着です。当時の土讃線坪尻での25分待ちは衝撃的で、私の記憶が確かならキハ58系の2両編成で各車両1名ずつしか乗っていませんでした。

23年前はこのような高架駅ではなく、私の記憶が確かならキハ181系の特急南風が市電の乗り場から見えるような駅でした。当時は駅員さんや町の人の話す言葉に、”ここは外国か?”と戸惑いましたが、今は関東人の自分と殆ど同じ言葉を話してくれます。全国チェーン店も増え、北海道から沖縄まで、東京(実際住んでいるのは多摩川を渡った川崎)と変わらない商品をすぐにゲットでき、日常をすぐに享受できるようになりました。日本は本当に均一化してしまったと感じます。その分、旅のドキドキ感が少しなくなってきたような気もします。

明日は、足摺岬の反対側室戸岬を目指して進みます。



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