2015年10月27日火曜日

新宿区散策・文京シビックセンターからの夜景

2015/10/25 日曜日

小田急線で南新宿まで来ました。長らくご無沙汰していますが、昔散歩がてら良く歩いたショートカットを今日は歩いてみたいと思います。

昭和歌謡BARの入り口には、往年の歌手達の写真が貼ってあります。少し興味もありますが、残念ながら自分は酒が飲めません。

代々木駅前に到着。背後はドコモタワーです。

山手貨物線の踏切。「はやく人間になりた~い!」埼京線には妖怪人間が乗っているようです。

渡り終わって振り向いた所。左の高架が山手線、右の高架が中央線です。中央線に沿って歩いていきましょう。

名古屋人曰く、「500足す500は”1000だがや”」。今は、ベタなおやじギャグしか出てきませんが、かつては、神宮外苑アイススケート場に、ストレス解消に結構滑りに来ていました。

千駄ヶ谷で乗車し、程なく水道橋に到着。今日はこの駅で降りてみることにします。

ホームの屋根の支柱はレール。いたるところリベットだらけです。

駅を出て、白山通りを進みます。

「後楽園ゆうえんちで僕と握手だ!」 この中には未だ入ったことはありません。幼少のころ握手したヒーロは、地元商店街のアトラクションで現れた月光仮面だけでした。ちなみにリアルタイムに見たのは昭和40年代後半のアニメ版で、昭和30年代の実写版のころはまだ生まれていませんでした。

「♪疾風のように現れて~疾風のように去っていく」とアップテンポになるアニメ版の曲を口ずさみながら、文京シビックセンターに到着。実は、ちょうどこの建物ができて間もない頃、このあたりに勤務していましたが、結局登らず仕舞。今日こそは登りましょう。

展望室のある25階に到着。

いきなり、東武鉄道のお膝元スカイツリーがよく見えます。先週は東武線を辿って会津若松まで行きました。

この展望室。天井灯にの窓側にシェードが施されています。

窓に天井灯が写らず、夜景が東芝のテレビよろしく「はっきりくっきり」見えます。「1、2、3、4、ご苦労さん」とエレベータを上がってきた甲斐があります。(このネタが分かる人は40代以上です。)

国道254号川越街道の先には池袋の高層ビル群が見えます。当時高さ日本一のサンシャイン60が世間を賑わせたのは1978年。ビルの谷間の暗闇では、ひとすじに無敵の男がヒーロとして暗躍していました。このヒーロも月光仮面と同じく口元が窮屈そうでした。

西新宿の高層ビル群が見えます。ここも、特撮番組の定番でした。

さらに西を向くと、輪郭しか分かりませんが、市ヶ谷の防衛省のアンテナ(左)と代々木のドコモタワー(右)が見えます。月光仮面と握手した当時は、超高層ビルと言えば霞ヶ関ビルくらいでしたが、ずいぶんと高い建物が増えたものです。

展望台の時間は20:30まで。都営三田線春日より帰ります。

新宿区散策・文京シビックセンターからの夜景終わり。

2015年10月24日土曜日

野岩鉄道・会津鉄道走破・塔のへつり散策

2015/10/18 日曜日

北千住まで来ました。今日は東武線伊勢崎線で紅葉を拝みに栃木方面に向かいます。

東武動物公園からは東武日光線に分岐します。乗ってきた車両は東急田園都市線の8800型です。対向ホームの東武50050系は田園都市線の終点中央林間まで行きます。神奈川県を走っているので顔馴染みではありますが、本来ここが本拠地です。

南栗橋で新栃木行きに乗り換えます。埼玉育ちでありながら、高崎線より東側は未知の世界です。

稲穂がたなびく秋の風景です。

利根川、渡良瀬川を渡り栃木に到着。

JR両毛線のホームには115系が見えます。

ここからは東武6050系で終点の新藤原まで行きます。日光線は下今市で鬼怒川線と分岐します。

クロスシートに揺られますが、普通列車乗り鉄の必需品おにぎりを予め買ってくるのを忘れました。この先どこで、食事をとりましょうか?

鬼怒川を渡ります。エメラルドグリーンの川。久しぶりに見ました。お腹は減っていますが、やって来て良かったです。

北千住から3時間掛かって終点の新藤原に到着。東武線がこんなに長いとは思ってもいませんでした。

1番線は東武線の終点。車止めが見えます。2番線からは野岩鉄道として再び鉄路が始まります。

野岩鉄道は9月の集中豪雨による電力確保の問題で、会津田島行きは上三衣塩原温泉口止まりとなり、そこで1時間ほど待つとのことです。今日の目的地の塔のへつり到着はちょうど日没時間になってしまいますが、とりあえず先に行ってみることにします。

湯西川を渡ります。付近には湯西川温泉や上流にはダムがあります。まだ日のあるこのあたりで散策しても良かったのですが、塔のへつりまで乗車券を買ってしまいました。沿線散策は次回のお楽しみにとっておきます。

山々に紅葉が目だって来ました。

上三衣塩原温泉口に到着。ここまでの乗客は2人です。

改札は有人。約1時間後の次の列車までに戻ってくればよいと言うことで、駅の周りを散策していたらすぐにお食事処に遭遇。ここで腹ごしらえです。まあどうにかなるものです。

季節の天ざるそば¥1360也を頂きます。だれもいない座敷で遅い昼食をとります。まさに至福の時です。

橋の欄干には男鹿川とかかれていました。予定外の散策ですが、路線走破の旅ではよくあることです。

駅に戻ってきました。ここから塩原温泉行きの路線バスがあるので、ひとっ風呂浴びて、さらに路線バスで東北本線方面にショートカットできることがわかりました。こういった発見が、見知らぬ駅での途中下車の醍醐味です。

山々の木々はすっかり秋の色ですが、紅葉というにはもう少しといったところでしょうか?

でも、山頂付近はまあ色づいています。

コトン、コトンと気動車が近づいてきます。新藤原から会津田島までは電化区間ですが、気動車の運用で、電力確保の問題に対処しているようです。

会津高原尾瀬口からは会津鉄道線です。運休列車が多いせいか、2両編成は大入り満員です。

前面展望。夕陽に映える秋の山々が見えます。

17:09塔のへつりに到着。日没時間を少し過ぎたところです。

写真では明るく取れていますが、実際にはこの1/4くらいに明るさです。土産屋はちょうど閉店時間で、すでに誰もいなくなってしまいましたが、まだなんとか岩肌の紅葉が楽しめる時間です。

磐越西線に沿って流れ、最後は阿賀野川として日本海に注ぐ阿賀川の上流です。

つり橋を渡ったところ。抉られた岩場を先に進むのかと思っていたら、スリルのあるところは1箇所だけですぐに終了。少し上にある神社に行けるだけでした。

実際にはこのような明るさなので、足元はあまり見えず、これ以上の散策は無理ですのでそろそろ引き返すことにします。

今日の月例は5日。駅に戻るころにはあたりは真っ暗になっていました。

単行気動車の灯りが見えてきました。もう、この時間浅草方面は帰れません。青春時代が夢なんてあとからほのぼの思うもの。迷うことはありません。人生は先を行くのみです。

この駅からの乗車は自分ひとり。迷わず単行列車の枕木に揺られましょう。

終点の会津若松に到着。都内から普通列車だけでこんなところまで来られるとは思ってもいませんでした。ちなみに西若松・会津若松間はJR只見線です。只見線はまだ未踏の領域ですが、やはり未踏の飯山線と絡めて、雪の降る時期にチャレンジしたいです。

会津若松からは磐越西線719系電車です。車両はすっかり東北地方です。気が付いたら福島県にいました。

終点の郡山に到着。郡山と言ったら水郡線と磐越東線。袋田の滝、あぶくま洞、JRバス白棚線のバス専用道など、行くべきところはわんさとあります。釣りバカ日誌の浜ちゃんよろしく、人生いたるところに青山ありです。

帰りは前回の東北散策と同じやまびこ54号です。今回特別な割引切符は用いていないので、特急料金を含めても往路とトータルの料金はほとんど代わりません。時間を買うという言葉には、”時短のため”と”自分だけの時間を作る”という両方の意味があるようで、その価値は等価。どんな道を歩んでもそれに見合う価値はPricelessです。

野岩鉄道・会津鉄道走破、塔のへつり散策は、これで終わりです。