2012年8月10日金曜日

稚内→帰京:稚内市内・宗谷岬の散策

稚内の朝です。


オホーツクを望みます。


かつてはここまで線路があり
稚泊連絡線を経て、樺太に日本の鉄道が引かれていました。
(ちょうどここで、125cc原付で道東をまわってきたという
自宅のある川崎市多摩区居住の同世代のライダーに出会いました。)


稚内フェリーターミナルです。
ここから、利尻島、礼文島などの離島にいけます。


向側は国際フェリーターミナルです。
ここからサハリンのコルサコフ(旧大泊)にいけます。

いわば現代の稚泊連絡線です。
先月は遥々サンクトペテルブルグに行ってきましたが、
ここからロシアへいけるというのは驚きです。
すぐそこはヨーロッパだったのです。
(いつかサハリンから大陸に渡ってシベリア鉄道でサンクトに行ってみたいです。)



そうこうしているうちに、宗谷岬経由稚内空港行きのハイブリッドバスが到着です。
車窓からは風力発電のプロペラが見えます。


宗谷岬です。


択捉島を除けばここが日本最北端です。


ほんとの最北端ゲット。


と思っていたら、子供出現。


宗谷岬をあとにして稚内空港に到着。



搭乗口が2つしかない小さな空港です。
ここからたった2時間で羽田です。


B767が到着です。



機内からみた空港です。
いよいよ北海道ともお別れです。


たぶん函館付近


雲ばかり


茨城と千葉の間あたり、そろそろ着陸案内がでるのでデジカメはこれでオフです。


D滑走路(RWY23)に着陸して、第2旅客ターミナルにタラップで降ります。



羽田到着ロビーです。

 

この旅でたぶん一番古い旧国鉄型駅票の
南武線中野島に到着です。


北海道の旅終わり。










2012年8月9日木曜日

旭川→稚内(その2):宗谷本線の旅・ノシャップ岬の夕陽


幌延での停車時間。午後の日差しがジリジリします。

2番ホームにもどり稚内に向けて出発です。車両はそのままで、列車番号がここから4329Dから4333Dに変わります。
 

幌延から稚内まであと1時間10分です。抜海を過ぎたところで、一瞬だけ日本海が見えます。デジカメの起動時間がものをいいます。


ここを過ぎると南稚内、終点はすぐそこですが、16:55分のスーパー宗谷4号とすれ違うため9分停車(記憶が確かなら)

そして、いよいよ終点の稚内です。南稚内ですれ違うので1番線しかありません。

函館から700kmもあるそうです。


ここから北には線路はありません。

と思ったら、駅の外までレールがつづいていていました。最近駅舎をリニューアルしたとのことで、昔の車止めも記念に残しているのだそうです。宗谷本線は、ひたすらオンボロ駅舎で旅情が感じられましたが、期待していた「最果てのロマン」のようなものが無くなってしまったようでちょっと残念です。

リニューアルされたバスターミナルののりばにはロシア語が。今日の最終目的地は野寒沙布(ノシャップ)岬です。日没までまだ1時間以上あります。あらかじめ調べてきたノシャップ行きの「稚内駅前」バス停はこのターミナルのどこかにあるはずだと思うのですが。

どこにもノシャップ行きの「稚内駅前」はなく、バスの運転士さんに聞いたら、駅前から200mくらい行ったところとのこと。ここは普通「駅前」というより「稚内駅入口」というのでは?

3人しか乗客のいないバスでさらに北上

バスを降りて路肩矢印を約10分歩き、ついにノシャップ岬に到着

日本海に沈む夕日に照らされてとてもきれいです。

オホーツク方面。雲が無ければサハリンが見えるそうです。

よくみると自衛隊のレーダサイトが...国境の町です。

もうすぐ日が暮れます。夕日に映える利尻富士です。


誰もいない終点で一人バスを待ちます。


バスが来ました。

長い一日はこれで終わりです。