2017年5月31日水曜日

大阪→名古屋:片町線・奈良線・京阪大津線・船から船へのつなぎのゆる旅

2017/5/4 木曜日

6:10大阪南港に到着です。ここで、4日前に明石海峡大橋のたもとで見た名門大洋フェリー「フェリーきょうとⅡ」と再会です。▼

この船は午前8時まで船内で休憩できるので、ここでゆっくり朝食を取ります。▼

結局時間いっぱいの8時まで船内で休憩して、「おれんじ8」に別れを告げます。▼

GWで昨日から西日本のホテルは1月前でも予約が取れなかったのですが、オレンジフェリーの予約は明日も空きがあったので、瀬戸内めぐりをして再び東予に行き今度は「おれんじ7」に乗るということも考えましたが、少し気分を変え東日本に移動することにしました。今日の目的地は名古屋。さてこれからどうしましょう。大阪見物や琵琶湖の沖島に渡るなどいろいろありますが、旅も中盤で少し疲れて来ました。

とりあえず京橋へ。未踏区間の片町線に乗ることに

ガラガラの片町線。松井山手で木津行きに乗り継いだ後はほとんど寝ていました。▼

木津に到着。片町線をコンプリートしました。木造のホームの屋根はなかなか味わいがあります。▼

関西本線をキハ120で進むつもりでいましたが、何故か気まぐれで奈良線に乗ってしまいました。

平等院鳳凰堂にでもICOCAと宇治で下車。でも実はSuicaで乗っています。▼

駅前では宇治茶が振舞われていました。▼

信号待ちの人々。やはりGW。行く気が失せてしまいました。▼

宇治川を渡ります。今日はこういう景色を眺めているだけのほうが良さそうです。

京阪宇治駅からまた乗り鉄。

シートはお茶の色です。こんなものでも楽しいです。▼

六地蔵で地下鉄に乗り換えます。▼

山科に到着。▼

駅地下の居酒屋で昼食。まずはサラダと蛸の刺身。ジョッキはお冷です。昼間から飲んでいるのではありません。▼

蛸飯のおにぎりと蛸焼き、そしてお味噌汁が出てきました。蛸の刺身はきっと火星人にさらわれたに違いありません。▼

山科からは地下から出てきた京阪大津線で進みます。▼

終点の浜大津の1つ手前の上栄町で下車。山科からここまでは山岳電車でした。▼

地下鉄・山岳電車でありながら実は路面電車でもあります。浜大津までこの道路に沿って歩きます。▼

最近はあまり見なくなりましたが、結局目標は達成したのでしょうか?この店も火星人のせいでもぬけの殻です。まったく困ったものです。▼

浜大津から再び電車に乗ります。あまりにも気ままな鉄旅です。▼

京阪石山に到着。ここでJRに乗り換えます。▼

米原・大垣と普通列車を乗り継いできました。この列車の名古屋到着は17:13。名古屋港フェリーターミナル行きのバスは17:20。バスセンターまで少し歩く上に名古屋駅は大混雑が予想されます。間に合うか怪しくなってきました。少しゆる旅すぎました。▼

人混みを掻き分けなんとか最後の乗客としてギリギリ間に合いました。昨日の東予港へのオレンジフェリー連絡バスに続いて間一髪でした。同じことが2日連続です。(このバスに乗れなくてもあおなみ線で行っても乗船には間に合います。)▼

フェリーターミナルに到着。

今夜のホテル、太平洋フェリー「きそ」です。今回のGWは東日本でないとホテルの予約ができませんでしたので、ここから一気に北上します。こういうときにフェリーは本当に便利です。▼

太平洋フェリー「きそ」乗船記(2回目)に続きます。


2017年5月27日土曜日

東予→大阪:四国開発フェリー「おれんじ8」乗船記

2017/5/3 水曜日

20:25東予港に到着。▼

これから乗る船は四国開発フェリー(オレンジフェリー)「おれんじ8」です。▼

暦の上では今日から始まったGW。今年は5連休となり1月前でも西日本では手ごろなホテルの予約が取れずこれ以上は西に進めなくなりました。実はそれが今回この船に乗る理由の一つでもあります。

ともあれ、オレンジフェリーは初めての乗船なので、ホテル代わり以外の意味も十分にあります。

船内を軽く散策。とてもシックな装いです。▼

さあ今日の寝床に向かいましょう。▼

2等寝台。寝て一畳ですが個室になります。お気に入りの閉鎖空間。これで満足してしまうとは安上がりな性格です。▼

まだ、出港まで十分な時間があります。海上ホテルで夕食です。

右端にもう一つお盆があるのは先に出来た料理を持ってきたため。同行者はいないいつもの船旅です。▼

エンジンの出力も上がってきました。22:30いよいよ出港です。▼

わずか3時間ほどの滞在で、四国島を去ります。▼

出港するなり上屋の照明は落とされてしまいました。▼

この旅初めの三日月も既に上弦の月。▼

静かな瀬戸内海の波間に揺られながら眠りに就きます。▼

明日からはひたすら東に進みます。




2017年5月26日金曜日

鞆の浦→尾道:瀬戸内クルージング「ジュゴン」乗船記・しまなみ海道で四国へ

2017/5/3 水曜日

鞆港県営桟橋。午前中は走島に行って来ました。▼

時刻は午後2時。瀬戸内クルージング「ジュゴン」で尾道に向かいます。▼

今度は午前中に乗った走島行き「神勢丸」を後に出港です。尾道行きは3月~11月の土日祝運行の季節航路。GWとあって家族連れで賑わいます。▼

まずは弁天島の周りをぐるっと回り、船長さんの軽快なガイドと共に約1時間の船旅が始まりました。▼

観光鯛網の船が出ています。外洋に出ていた鯛は産卵のためこの時季鞆の浦に集まるため、これを一網打尽にします。▼

岩城汽船「第十親交丸」。観客はこの船から観光鯛網の様子を眺めます。(午前中走島に行く神勢丸より撮影)▼

鞆の浦を後にして、一路尾道に向かいます。▼

沼隈半島南端の阿伏兎観音。地上からも散策したいです。▼

田島と沼隈半島を結ぶ内海大橋を潜ります。▼

個人所有の水上飛行機。初めて見ました。この辺りはお金持ちが多いそうです。▼

常石造船のヤード。とにかくなにもかも大きいのです。

肉眼だとさらに迫力があります。▼

元「ふじ丸」今は"MIRA1"と船体に掛れています。引退直前の4年前に晴海ふ頭で見て以来です。▼

船のスクリュー。小さな船なのでかなりそばまで寄れます。▼

干潮で海底が見えてしまっています。手前のブイはこの警告用とのこと。▼

尾道造船。オーシャン東九フェリー「おーしゃんのーす」「おーしゃんさうす」の生まれ故郷です。昨年11月に引退した「おーしゃんのーす」の乗船時から何処にこの造船所があるか気になっていました。▼

尾道造船の対岸は瀬戸内クラフト。今年3月に乗った酒田沖の飛島に行く「とびしま」の生まれ故郷です。今回最大のミッションは以上2つの造船所の現場検証。脳裏と写真にしかと証拠を焼き付けました。▼

船長さんによると尾道周辺は潮流が激しく、操船はとても難しいとのことです。(写真は新尾道大橋と尾道大橋)

15:15尾道ポートターミナルに到着。お疲れさまでした。▼

さてラーメンでも食べようと思ったら、2年前に寄った尾道駅の隣の店は閉店していました。▼

駅ビルのラーメン店で日替わり定食¥800也を頂きます。隣のカウンタ席に座った女性(30台後半くらい)は歳の割には少女趣味。レモン一色のフリフリの服とおそろいのスカートでちょっとびっくり。一人で賢明にラーメンをすすっていました。▼

時刻は16:10。お腹も膨れましたし、これからしまなみ海道で四国に渡ります。

尾道大橋で向島に渡ります。左側、右側それぞれの奥が尾道造船、瀬戸内クラフトです。

因島大橋を渡り因島へ。

17:05因島大橋バス停に到着。乗ってきたバスは因島の土生港まで行きます。ここで17:39発今治行きのバスに乗り換えます。▼


そういえばバスの車中で、日本に在住と思しき西洋系の外国人のお姉さんほぼパーフェクトな日本語で「どちらのバス停で乗り換えればいいでしょうか?」と聞いていましたが、運転手さんは少しパニクったらしく、普通に「因島大橋です。」と答えればいいものを、「ノリカエブリッジ!ブリッジ!」と何故か日本語とも英語とも言えない片言を連呼。「ブリッジ」だけだと何処の橋だか分からないので、お姉さんは(?)な顔をしていましたが、適当に空気を読んで無事このバス停で下車していました。


バスは約20分遅れて到着。補助席も使いましたが、乗り残しが出てしまいました。(写真は生口橋で因島から生口島へ渡る車中、運よく乗れました。)

多々良大橋。生口島から大三島へ渡ります(あとはひたすら補助席からズームして撮影)。

大三島大橋で伯方島へ。

伯方・大島大橋で大島へ。

ふと西の空を見ると島影に隠れる夕陽が見えます。

来島海峡大橋の手前で渋滞です。GWのせいか1時間近く遅れています。

来島海峡大橋を渡れば四国です。定刻の今治到着時刻は18:29ですが、19:30今治発東予港行きオレンジフェリー連絡バス間に合うかどうかが怪しくなって来ました。

19:30ジャスト今治に到着。すぐさま乗ってきたバスの後ろについた東予港行き連絡バスに乗り換えです。まさに間一髪です。(このバスは早乗り乗船用連絡バス(無料)なので、20:50発のバス(有料)でも乗船には間に合います。)

20:25東予港に到着。この会社のフェリーは初めて乗ります。

今日の寝ぐらの四国開発フェリー(オレンジフェリー)「おれんじ8」です。

2等寝台の波間に揺られる旅の始まりです。