2016年11月30日水曜日

横浜→東京:東海汽船「さるびあ丸」乗船記

2016/11/20 日曜日

午後4時半。横浜駅まで来ました。▼

東口には船のマーク。実は横浜駅から船に乗れるのでした。▼

崎陽軒の本店。「♪おいしいシューマイきーよーけーんー」。物心ついたころからのCM(たぶん関東ローカル)の総本山はこんなところにありました。▼

でも、対面にはうどん県が進出。今月初めに小豆島に行って来てこちらがご機嫌だと思って、全く油断も隙もありません。いい根性しています。(当然そんなことは思っていません…笑。)▼

横浜ベイクォーターです。ここから水上バスに乗ります。▼

今日は、この前とは逆に横浜港山下公園に向かいます。▼

今日の船はシーバス2、あとシーバス5に乗ればコンプリートです。▼

都会の喧騒を離れるこの感じがとてもいいのです。▼

みなとみらいに差し掛かったところで、客室にいた人達はみんなデッキに出てきました。▼

なので、逆に貸切状態になった客室で過ごします。▼

大桟橋埠頭を過ぎると、まもなく到着です。▼

山下公園の大道芸。今日は時間に余裕があります。▼

実に4年ぶりの東海汽船の横浜・東京航路です(前回はこちら)。この季節、神津島からの大島航路の船は土日だけ横浜に寄港します。▼

飴玉と絵葉書がついて料金は¥1,340。たぶんこのターミナルから乗れる一番安い船です。▼

18:00さるびあ丸が入港です。出港は18:10です。▼

この船は過去にいろいろなところで何度も見ていますが、実は乗るのは今日が初めてです。▼

横浜ベイブリッジを通過しました。▼

本牧埠頭を後に防波堤を抜け、左に舵を切り東京港に向かいます。この辺りでたいがいの方々は客室に戻ります。▼

鶴見つばさ橋。横浜港大黒埠頭と川崎港扇島を結びます。▼

扇島のシーバースに停泊中のLNGタンカーベイブリッジを過ぎてもまだこんな事をしているのは自分だけです。

扇島のJFEスチールの製鉄所。だいたい満足したので客室に戻ります。▼

客室は2等座席室。横浜からだと自動的にここになります。▼

普通は新幹線で西日本に向かうときに浜松あたりで食べるシウマイ御弁当を頂きます。うどん県なんかに負けてられません。(当然こんなことに勝ち負けはありません…笑)▼

お腹も膨れたところで再びデッキに出ます。▼

羽田D滑走路を横切ります。▼

羽田第2ターミナル。飛行機も少しご無沙汰しています。▼

東京ゲートブリッジ。今日は控えめな照明です。今月初めにオーシャン東九フェリー「おーしゃんのーす」でその下を潜り抜けました。▼

右舷は青海埠頭。この向こうは東京港フェリーターミナルのある有明埠頭です。▼

対岸は品川埠頭です。コンテナ船が停泊しています。▼

レインボーブリッジを潜るとまもなく竹芝桟橋です。

芝浦埠頭には父島行きおがわさわ丸(三代目)が停泊しています(乗船するのは竹芝桟橋です。)。これに乗りたいのですが週1往復しかありません。

勤め人である限り、定期便で一番乗るのが難しい船です。おがわさわ丸(二代目)は3年前に晴海埠頭の晴海客船ターミナルの展望台より見ました。

日の出桟橋。水上バスの乗下船ができます。

19:45竹芝桟橋に到着。小学生の頃生まれて初めて下船した桟橋。かつての水上バスはここに着岸していました。

さるびあ丸はこれから大島に向かって出港です。この船船尾が丸くてかわいいですね。出港時間は22:00。かつてはこの船よりやや小ぶりのかめりあ丸がその役割を担っていました。今度は、大島にも行ってみたいです。

22:30に出港の橘丸です。初めて見ました。さるびあ丸が担ってた八丈島航路をバトンタッチした船です。八丈島航路もまだ未踏です。

ここは隅田川の河口です。「あれ?河口最後の橋は緑の勝鬨橋じゃなかったけ?」と思って調べたら、これは新しく架かった「築地大橋」でした。▼

かつてのようにここから勝鬨橋全体が遮るものなく拝めなくなって少し残念です(4年前の写真)。▼

隅田川の上流、荒川の水源は甲武信岳。同じく甲武信岳を水源とする千曲川・信濃川の河口万代橋のその先は新潟港となって、ここにいるだけでももう気持ちは北海道への日本海航路となってしまいます。佐渡は行ったことが無いのでそれでもいいですね。久しぶりの横浜・東京航路。夏期(6月中旬~10月上旬)は横浜寄港はないので、今度は日の長い5月頃に挑戦したいです。

東海汽船「さるびあ丸」乗船記終わり。


2016年11月27日日曜日

横浜港大黒埠頭散策・東海汽船「さるびあ丸」乗船未遂

2016/11/13 日曜日

午後3時少し前、京浜東北線で鶴見まで来ました。今日はここから大黒埠頭を目指します。▼

東口駅前の6番のりばから横浜市営バス17系統「大黒海づり公園」行きに乗ります。▼

京浜運河。遠くに見える橋は、横浜港・大黒埠頭から川崎港・扇島に渡る鶴見つばさ橋です。3年前の6月横浜港・川崎港「工場夜景探検ツアー」で海上からの散策は済ませました。▼

大黒大橋を渡ります。

右手は横浜ベイブリッジ。大黒埠頭から本牧埠頭へと渡ります。▼

大黒海釣づり公園に到着。横浜港に浮かぶ人工の離島。大黒埠頭に到着です。

川崎港側を望みます。煙を吐く扇島の製鉄所。沖にはLNGタンカーが見えます。

川崎港扇島のシーバースにはLNGタンカー「ENERGY CONFIDENCE(エネルギー コンフィデンス)」が停泊しています。12.4万tもあります。離島に行く度にこの島の生命線は船舶が担っていると思うのですが、このタンカーを見ているとそもそも日本が「巨大な離島」であるということを思い知らされます。▼

東京湾対岸の君津の製鉄所。千葉港の散策も忘れてはなりません。

防波堤の先まで行きます。

対岸は本牧埠頭。向こう側にも展望室のようなものがあります。今度はあちらにも行くべきですね。

ここに入場するには¥100の見学料が必要です。つりをする場合は¥900です。

いつもは新幹線で西日本に向かうときに浜松あたりで食べる崎陽軒のシウマイ御弁当を頂きます。川崎駅で買ったこのお弁当。地元で食べるのは初めてです。

夕陽を浴びる外国船籍の自動車運搬船。


東に空にはやけに大きくて明るい月が出ています。

明日はスーパームーンの満月。68年ぶりに地球に超接近しているとのことで、今年4/22の最小の日と比べると実際に直径で14%、面積で30%大きくなっているとのことです。

バス停付近から眺めた自動車運搬船の周りには真新しいトラクターヘッドが整列しています。「巨大な離島」から二次産品として輸出されます。

横浜市営バス109系統横浜駅行きに乗ります。

このバスは横浜ベイブリッジを渡って本牧埠頭側に行きますが、橋の上ではスマホを見ていて橋からの景色をまったく見ていませんでした。こういうところがいつも少し抜けているのですが、小学生の頃から通信簿に書かれていることなのでしかたありませんね(笑)。▼

時刻は5:50。気がつくと山下ふ頭入り口。ここで急に今日が東海汽船の横浜寄港日であることを思い出し下車することに。またいつもの思いつきの行動です(笑)。▼

大道芸なぞ見ている場合ではありません。▼

18:10大桟橋に到着。ちょうど出港時間です。▼

東京港竹芝桟橋行きの「さるびあ丸」をお見送りとなってしまいました。同じようなタイミングでぎりぎり乗船した4年前の「かめりあ丸」は奇跡としか言いようがありません。と思って過去の記事を見たら大道芸のところで今回より10分早かったです(笑)。▼

スーパームーンに強烈に照らされる「さるびあ丸」。これはこれで奇跡かも知れません。

さて、「さるびあ丸」を見送ったらターミナル内でパンフレットを頂きます。北極とか南極とか行ってみたいです。特にそのようなWebばかりを見ているわけではないのですが、この手の広告とか“Russian Rail”とか「海上コンテナ管理システム」だとかが最近PCやスマホの広告によく出てきます。深層心理がわかる最近のAI技術はすごいです(笑)。▼

北極とか南極とまでは行かなくても、船ならまだあります。

今回はシーバス3に乗ります。先月の「シーバス」乗船記に続き、今度は「シーバス3」乗船記になってしまいました。でも、前回が横浜駅東口直行便だったのに対して、今日乗るのは寄港便です。東海汽船の横浜寄港便には乗れなかったのですがこちらも“寄港便”であることには変わりありません。

大桟橋を過ぎ。

ピア赤レンガに寄港。▼

赤レンガを後にします。

新港埠頭の海上保安庁の巡視船。直行便より船が間近で見られます。

みなとみらい21ぷかり桟橋に寄港。インターコンチネンタルホテルのまん前です。▼

あとは、横浜駅東口ベイクオーターに向かいます。

おしゃれなおしゃれな横浜ベイクオーターに到着。

「♪さわやかな日曜~降り注ぐ太陽~」。どの店もお一人様で入店の方は皆無ですが、今日はビューティフルサンデー。先月のようなサタデーナイトではありません。「モーレツからビューティフル、そして時代はデリーシャス」。竹村健一先生の言うとおり、今宵はタイ料理で孤独のグルメと洒落込みます。▼

デリシャスじゃなくてデリ~シャスよ。奥さ~ん。

「カオッパ・ガパオ・クック(KAO PAD GAPAO KUK)」と「トム・ヤン・クン」を頂きます。かなりスパイシーですが、やはり時代はデリーシャス。モーレツなんてものではありません。▼

いつもとは違う月明かりの下いつもとは違うドブ板を通って家路を急ぎます。近所でも知らない道を歩けばそれはもう旅なのです。

横浜港大黒埠頭散策・東海汽船「さるびあ丸」乗船未遂はこれで終わりです。
(次回は「さるびあ丸」リベンジの巻です。)