羽田空港第1旅客ターミナルです。明日早朝からの仕事に備え、12:10発JAL293便で今日のうちに東京を発ちます。
目的地は今年4度目の山口宇部空港。懸念していた台風12号による欠航はありませんでしたが、整備トラブルによる機材変更で1時間ほど出発が遅れました。
山口宇部空港に到着。世界スカウトジャンボリーという祭典が開催されるようで、それっぽい格好をした人たちで賑わっています。
時刻は午後6時少し前。ホテルに寄り明日からの仕事の段取りを終え、宇部新川まで来ました。
今日も孤高の単行列車クモハ123-3で小野田線を進みます。
車内は冷房中。開けたドアは手で閉めます。出発は17:56です。
18:09雀田に到着。ここで18:12発の本山支線クモハ123-4に乗り換えます。
5分の乗車で終点の長門本山に到着。小野田線を本山支線を含めてコンプリートです。
一日3往復しかありません。乗客は6名。すべて同業者でした。
20分の停車時間に周防灘に沈む夕陽を拝めます。沖合いには関門海峡方面からの船が見えます。逆に、新門司や小倉発のフェリーに乗れば、宇部港の臨海地区を海上から眺められるということで、これらの航路開拓の妄想が広がりました。
時間いっぱい。宇部新川に戻りましょう。記念に駅のトイレを使おうかと思いましたが、いきなり目の前に蛾が落ちてきて、ビックリ!結局、車内のトイレを使いました。
他の同業者は青春18きっぷで乗車しているため、整理券が必要なのは自分だけでした(この時期青春18きっぷがデフォルトなのか運転士さんに言うまで発券機は作動していませんでした)。
18:42雀田に到着。鶴見線の浅野のように扇形のホームが特徴です。乗ってきたクモハ123-4(左側)は宇部新川行きにもかかわらずここで38分も停車!小野田から折り返してきた先発のクモハ123-3(右側)に乗車します。
厚東川を渡ります。両岸とも宇部興産の工場が広がります。
宇部新川に戻って来ました。クモハ123-3,4の乗車で全国でもうここだけでしか走っていないクモハ123(2~6)をすべて乗車しました。ただ、クモハ123-6以外は濃黄色に塗られ、105系ともども個性が分かりにくくなっています。
とはいえ、構内に留まっている105系の先頭は4ドア車で後続2両は3ドア車と、よく見ると違いが分かります。
103系からの改造車の4ドア車。屋根には丸いベンチレータが並び、中央にクーラーが付いています。むき出しの抵抗器の白い碍子が自然と目に付きます。
新規製造の3ドア車は、抵抗器はむき出しですが、屋根には角型のクーラーが並び、窓が「田」の字ではありません。
まだ明るいので、宇部新川周辺の散策をします。駅から歩いてすぐのところにある宇部興産本社。この近辺のほとんどがこの会社の工場の敷地と言っても過言ではありません。このまま工場地帯を散策します。
宇部新川の駅前から見えるこの煙突は、24時間煙を吐いています。
そこに需要がある限りと言わんばかりです。
巨大なコンクリート製タンク。圧倒されます。
プラントに明かりが灯りました。何を製造しているのかわかりませんが、辺りにはケミカルな匂いが漂います。
約2kmの道のりを歩きセメント工場まで来ました。先ほど見た巨大なコンクリート製タンクがここにもあります。
さらに歩くと「ふみきり注意」の標識があります。
なんとこの踏み切り、宇部興産専用道路と一般道の交差部分にあります。
突然踏切が鳴り、美祢の鉱山に向かう石灰石輸送用の大型トレーラーが通過しました。かつては、鉄道がその任を担っていました。(美祢線の旅はこちら)
すっかり日も暮れました。工場夜景を楽しみながら帰路に着きます。
何十年も稼働しているような佇まいです。川崎の工場夜景とはずいぶんと趣が異なります。
宇部新川駅に到着。側線の多い構内。貨物輸送が盛んだった往時が偲ばれます。この地でまた1週間過ごします。
小野田線本山支線・宇部新川工場散策終わり。
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