2017年2月18日土曜日

横須賀猿島航路「シーフレンドZero」乗船記・猿島散策

2017/2/12 日曜日

京急線で横須賀中央まで来ました。▼

今日はここから東京湾最大の自然島猿島に渡ります。▼

徒歩15分で三笠桟橋に到着。午後2時半の船に乗ります。▼

すぐそばには日露戦争でロシアのバルチック艦隊に勝利した戦艦三笠がいます。▼

桟橋にはシーフレンドZeroとシーフレンド1が停泊しています。▼

シーフレンドZeroで猿島を目指します。▼

10分の航海を経て猿島に上陸です。神奈川県にもこんな離島があったのです。▼

この島は戦前は要塞で現在は無人島です。▼

島内は大体このような登り降り。猿島は思ったより疲れます。▼

南側の展望台から観音崎方面を望みます。三浦半島の岬めぐりも今後の課題です。▼

観音崎の半島?のむこうには横須賀火力発電所の煙突が顔を出しています。こっちへ来いということでしょうか?▼

潜水艦救難母艦ちよだです。船名は船体番号の405で調べました。真ん中の空洞に潜水艇が収まるそうです。▼

弾薬庫でしょうか?とにかくこんな島です。▼

千葉側君津方面を望みます。写真では見づらいですが両サイドに島のようなものが見えます。▼

猿島から富津岬まで第二海堡(かいほう)、第一海堡が連なり、これらで東京湾の防衛を担う要塞を形成していました。▼

第二海堡。かつては神奈川県側から渡船で行けたそうです。

こちらは第一海堡。実は猿島と第二海堡の間に第三海堡もあったそうですが、関東大震災で水没して現在は撤去されてしまいました。

富津岬の展望台。今度は千葉側から東京湾を見てみたいです。

島内にはこのような砲台の跡が所々にあります。

階段を降りてみましょう。

こんな岩場まで降りることができます。

もう直ぐ船の時間。島の中央を貫く切通しで戻ります。

時刻は午後4時。最終便で出港です。

船上から横浜港に向かうトヨフジ海運の自動車運搬船が見えます。船名はわかりませんがイルカが描かれたこの船は色々な港で見てきました。

ちなみにこちらは昨年末仙台港で見た豊徳丸。貨物船の追っかけも面白そうです。

浦賀水道方面を望むと午後の日差しに輝く商船三井のMOL MISSIONが見えます。同社の配船表によると1/22にサンフランシスコ(オークランド)を出港とのこと。2週間もの太平洋航海を経て今まさに東京港に入港です。

MOL MISSIONで思い出しましたが、こちらは昨年2月にサンフランシスコで見た僚船のMOL ENDOWMENT。このときも次の寄港地は東京港でした。今度はこれを国内で見たら感動しそうです。

横須賀中央から京急線で三浦半島を南下して京急久里浜まで来ました。バスで久里浜港に向かいます。

横須賀火力発電所の煙突が見えて来ました。

17:25発東京湾フェリーしらはま丸です。

千葉名産MAXコーヒーを飲みます。練乳入りなので甘いです。

久里浜港を出港と共に日没です。

出港するなり直ぐに目に留まったのは東海汽船の橘丸。洋上で見るのは初めてです。▼

伊豆大島が見えます。この航路8度目にして初めて見ます。結構大きな島です。東京都の離島はまだ一つも行っていません。▼

僚船のかなや丸と反抗です。左舷が日没後の夕空の明かりに照らされて背景とのコントラストがとても綺麗です。

40分の航海が終わり金谷港に到着です。

真っ暗な道を進み内房線の浜金谷駅に向かいます。前から気になっている駅前の食堂には今度寄ってみたいです。

この時間では跨線橋の上から望める鋸山は全く見えません。

電車が来ました。

電車の中で横浜で買った崎陽軒のシウマイ弁当を頂きます。船ではずっとデッキに出ていたので食べる時間がありませんでした。▼

「♪しょ しょ しょじょじ 証城寺の庭は」木更津駅のホームメロディを聞いてふと東の空を見ると今夜は十六夜の月。「つ つ  月夜だ みんな出て来い来い来い」。いざよう気持ちで房総半島の散策に思いを馳せながら帰路につきます。

横須賀猿島航路「シーフレンドZero」乗船記・猿島散策はこれで終わりです。

2 件のコメント:

  1. 猿島の存在も知らなかったのですが、要するに戦時中の要塞だったわけですね。友が島は大阪湾の、猿島は東京湾の守りの最前線。それにしても、第二海堡、第一海堡などというものは初めて聞きました。今度東京湾を通る時は注意して見てみたいと思います。

    東京湾フェリーの夜の反航や、金谷港入港シーンが美しいですね。
    東京湾フェリーには何回か乗船しているのに、いつも久里浜へ戻ってしまいます。

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    1. なるほど友が島も軍事要塞なのですね。船などの乗り物に乗って子供のように無邪気に過ごすのもいいのですが、いろいろな視点で周りを見てみると、別の場所に行ったときに点と点が繋がって、背景知識に奥行きが増すということに最近興味を覚えています。

      東京湾フェリーの金谷港側は何もないのですが、そばにある鋸山にロープウエイで登ると、東京湾に入港する船が高密度で見られるのでお勧めです。

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